[花火] 「よせ」と「ろう付け」

[MASAAKi TAKAHASHi]の最初のリリースとなった、[花火]。
ブランドのこだわりである、「よせもの」という技術で出来ています。
「よせもの」は、ろう付けできる、金属パーツを寄せ集めてつくるデザインです。
[花火]涼(りょう)
では、[花火]の大玉は、いくつのパーツを使っているのでしょうか?
全部で54もの金属パーツで構成されています。
内訳は、
スワロフスキーの品番で、
4228/8×4ツメ 16ヶ
4228/6×3ツメ 8ヶ
1028/pp 17ヒキモノ 8ヶ
1028/SS30ツメ 1ヶ
シャカ玉/φ1.5ミリ 20ヶ
丸カン 1ヶ
「よせ」作業
これらのパーツを、ひとつひとつ、胡粉という泥状のところに、並べて行きます。
この作業を「よせ」と、言います。
この「よせ」作業だけで、30分程度かかります。
簡単に並べれば、15分程度で並べることができると思いますが、これだけ、形が揃った物が、均等に並んでいるので、ちょっとした、間隔のズレが、目立ってしまったりするので、上下、左右、中心、傾きなど、確認、調整しながら、作業をすると、これだけの時間がかかってしまいます。
ですので、人の手で並べる物なので、同じ物を2個、3個作るとき、見た目は同じでも、機械やキャストのような量産品のように、完全に同じ物ができる訳ではありません。
そこに、手作りの優しさがあるように感じて頂ければと思います。

この後、1日、置いて、さらに、オーブンに入れると、泥状だった胡粉から水分が抜け、カチカチに固まり、火を入れても崩れない型になります。

「ろう付け」作業
ろう付け作業も、フラックスという、蝋材が流れやすくするための物を塗ったりする作業を含めると、30分程度かけて、接合部分を1カ所ずつ、ろう付けします。

脱型後。左が現在の大玉。右は初期サンプルの大玉。
ろう付けが終わると、胡粉の型から外します。写真のように、焦げています。
この後、胡粉が残っているところや焦げを落とすために、酸で洗います。
型は、ろう付けをしてしまったら、崩れてしまうので、1回しか使えません。

以上が、[花火]を作る、主要な作業「よせ」から「ろう付け」です。

このあと、石入れ作業などもありますが、その作業も、ひとつひとつ、石(スワロフスキー)をツメに留めて行く、根気のいる作業があります。

以上のように、人の手でつくる工程が多い、「よせもの」ジュエリーは、作る人と、使う人をつなぐ、「絆」の結晶だと、私は思います。

ぜひ、この絆の結晶の花火を、胸元に飾ってみてはいかがでしょう!
大玉
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中玉
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小玉
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